例えば、「会社のFacebookアカウントを、マーケティング部門に所属するメンバーで管理する」というように、同じ部門の人同士で、1つのアカウントを共有したいと考えたことはことはありませんか?
トラスト・ログインを利用すると、複数人で利用するアカウントを、毎度アプリのID・パスワードを入力せずにシングルサインオン、管理することができます。
1.設定の変更
はじめに、管理者がトラスト・ログインのログインページからログイン後、画面上の歯車アイコンをクリックし、管理画面に移動します。
管理画面に移動後、左サイドバー「設定」→「トラスト・ログイン機能制限」→「編集」をクリック後、「管理者によるアプリ共有を許可する」をONにします。
※一般メンバーにもアプリ共有を許可する場合には、下にある「一般メンバーによるアプリ共有を許可する」をONにします。
2.グループの追加
管理画面で、左サイドバーから「グループ」に移動します。
グループを作成するには、画面右上の「グループの追加」をクリックします。
グループ名、グループの説明(オプション) を入力後に、画面右上の「作成」をクリックします。これでグループを作成しました。
最後に、グループに所属する人を追加していきます。画面右上の「メンバー追加」をクリックします。
グループに追加したいメンバーの左側のチェックボックスにチェックを入れ、最後に右上の「登録」をクリックして完了です。
3.企業アプリの登録
左サイドバー「アプリ」→「アプリ登録」と進みます。
追加したいアプリを「アプリを検索」欄に入力し、アプリを選択(チェックを入れる)、「次へ」と進みます。ここでは例としてFacebookを利用します。
企業アプリ登録時に、アプリの表示名称を変更できます。グループのメンバーが分かりやすい名称としましょう。ここでは「FBマーケ共有」としています。最後に「登録」を押します。
4.マイページからアカウント設定・アプリ共有
次に、アプリのID・パスワードを入力して共有します。まずは、管理画面からマイページに移動しましょう。
さきほど登録した企業アプリがまだ表示されていないので、+ボタンを押して、アプリを追加します。
アプリ一覧に、さきほど登録したFacebookアプリが表示されているので、選択して「次へ」をクリックしてください。
Facebookの場合、ID情報が「メールアドレスまたは電話番号」なので、登録されているIDを入力し、あわせてパスワードを入力後、右上の「変更」をクリックします。これでアプリを使ってシングルサインオンできるようになりました。
現在は、登録したID・パスワードが1ユーザーでしか使えない状態なので、アプリを共有する必要があります。マイページのアプリ上にマウスカーソルを持って行き、「設定」アイコンをクリックします。
画面中央右の「アプリの共有」をクリックします。
メンバーごとに選択して共有することも、グループまるごと共有することもできます。今回はグループに共有したいので「グループ追加」を選択します。
追加したいグループにチェックを入れ、画面右上の「登録」をクリックします。これで、アプリをグループで共有することができます。
5.グループの他のユーザーが共有アプリ利用可能に
最後に、グループのメンバー(一般ユーザー、管理者権限なし)の長谷川 久子さんがトラスト・ログインにログインすると、共有アイコンつきでアプリが表示されました。クリックすると、さきほど入力したIDパスワードに基づいてFacebookにシングルサインオンできます。