Salesforce のSAML JIT設定方法

 項目

内容 

事前確認

  • Salesforce にて事前の設定が必要です。

  • 「私のドメイン」でカスタムドメインの設定をしておく必要があります。

  • SAML JITでプロファイルの変更をすることは可能ですが、ライセンスのダウングレードとなる変更はできず、SSOできなくなりますのでご注意ください。
  • 最新の設定手順は、Salesforce からご提供されているマニュアルをご確認くださいますようお願いいたします。

ネームID

メールアドレス

 

カスタム属性 ※ カスタム属性の設定方法はこちら

SP側の設定

管理者様にて設定

 

SPへ設定を依頼

プロビジョニング

 

APIによるプロビジョニング対応(トラスト・ログインでアカウント管理可)

SAML JITプロビジョニング対応(トラスト・ログインでアカウント管理可・ユーザー削除不可)
※プロビジョニングが不要な場合の設定方法はこちら

 

なし(各システムでアカウント作成)

アクセス方法

SP-Initiated SSO

IdP-Initiated SSO

デバイス別動作検証状況

PC - ブラウザ

PC - デスクトップアプリ

iOS - 標準ブラウザ (Safari)

iOS - トラスト・ログイン モバイルアプリ 内部ブラウザ

iOS - ネイティブアプリ

Android - 標準ブラウザ (Chrome)

Android - トラスト・ログイン モバイルアプリ 内部ブラウザ

Android - ネイティブアプリ


事前準備

Salesforceのユーザー情報に統合IDを設定する

Salesforceの既存ユーザのユーザ情報に「統合ID」を設定しておく必要があります。

「設定 > ユーザ > 対象のユーザの詳細画面」を開き、「編集」ボタンを押下してから「統合ID」にトラスト・ログインと同じメールアドレスを設定して保存します。
001.png

トラスト・ログインのメンバー情報にカスタム属性を追加

トラスト・ログインのメンバー情報にカスタム属性を追加して、SalesforceのプロファイルIDを登録しておく必要があります。

  1. Salesforceで付与しているプロファイルの「プロファイルID」をそれぞれ取得しておきます。
    「設定 > プロファイル > 対象のプロファイルの詳細画面」を開き、そのページのURLからプロファイルIDを取得します。詳しくは下記のSalesforceのマニュアルをご参照ください。
    参照:ユーザまたはプロファイルの Salesforce ID を特定する
    002.png

  2. トラスト・ログインのメンバー情報に、プロファイルを紐付けするためカスタム属性を設定します。
    設定方法は以下のページをご参照ください。

    【トラスト・ログイン カスタム属性 設定例】
    003.png

 

トラスト・ログインの管理ページの設定

  1. トラスト・ログインにログインし、「管理ページ > アプリ」メニューを開き、画面右上の「SAMLアプリ登録」ボタンを押下します。
    jit01.png

  2. 「アプリケーション名」、「アイコン」(任意)を登録します。
    jit02.png

  3. 「IDプロバイダーの情報」 の「メタデータのダウンロード」からメタデータをダウンロードします。
    03.png

ここで、Salesforce側の設定に移ります。
「登録」ボタンは押さず、別ウィンドウでSalesforceの管理ページを開いてください。

Salesforce の設定

Salesforceの管理ページにログインします。

  1. メニューから「ID > シングルサインオン設定」を選択します。
    04.png

  2. 「編集」ボタンをクリックして「SAML を有効化」にチェックを入れSAMLを有効化します。
    「メタデータファイルから新規作成」ボタンをクリックします。
    05.png
  3. 「ファイルを選択」ボタンで上のトラスト・ログインからダウンロードしたメタデータを選択しアップロードします。
    06.png

  4. 各項目を下記の通り設定し「保存」ボタンで保存します。
    SAML ID 種別 「アサーションには、ユーザオブジェクトの統合 ID が含まれます」を選択
    サービスプロバイダの起動要求バインド 「HTTPポスト」に変更
    シングルログアウトを有効にする チェックを外す
    ユーザプロビジョニングの有効化 チェックを入れる
    ユーザプロビジョニングのタイプ 「標準」を選択

    jit07.png

  5. 「メタデータのダウンロード」を クリックしてメタデータをダウンロードします。
    jit08.png

  6. メニューから「会社の設定 > 私のドメイン」を開き、「認証設定」までスクロールし 「編集」 ボタンをクリックします。
    11.png

  7. 「認証サービス」の「portal」(手順4で名前を変更している場合はその名前)にチェックを入れ「保存」をクリックします。

    「ログインフォーム」のチェックを外すとSalesforceアカウントでのログインができなくなりますのでご注意ください。
    12.png

    これによりSalesforceのログイン画面に「portal」ボタンが表示されるようになりSAML SSOが可能になります。
    13.png

    ※ 「portal」の表記は「ID > シングルサインオン設定 > シングルサインオン構成」で変更が可能です。
    14.png

再び、トラスト・ログインの管理ページに戻ります。

トラスト・ログインの管理ページの設定(続き)

  1. 「サービスプロバイダーの設定」で「メタデータを選択」を押し、Salesforceからダウンロードしたメタデータをアップロードします。
    jit15.png

  2. 「SAML属性の設定」の「SAML属性を追加」ボタンで属性を追加し、以下の通り設定します。
    サービスプロバイダー属性   トラスト・ログイン(IdP)属性
    属性指定名 属性種類 属性名     属性値
    User.Email Basic User.Email ↔︎ メンバー メンバー-メールアドレス
    User.Username Basic User.Username ↔︎ メンバー メンバー-メールアドレス
    User.LastName Basic User.LastName ↔︎ メンバー メンバー-姓
    User.FirstName Basic User.FirstName ↔︎ メンバー メンバー-名
    User.ProfileId Basic User.ProfileId ↔︎ カスタム属性 設定したカスタム属性

    16.png

  3. 「登録」ボタンで保存します。

トラスト・ログインのユーザーの設定

① ユーザーがマイページで追加する場合

  1. 「マイページ」で「アプリ追加」ボタンを押します。
  2. 「アプリ登録」画面で作成した独自SAMLアプリを選択し、画面右上の「次へ」ボタンを押します。
  3. 「表示名」を変更する場合は入力し、「登録」ボタンを押します。

②管理者がメンバーを追加する場合

  1. 「管理ページ > アプリ」メニューで作成した独自SAMLアプリを検索しクリックします。
  2. 「メンバー追加」をクリックし、メンバー一覧から追加するユーザーを選択し「登録」ボタンを押して追加します。

 

Salesforce のSAML JIT設定方法

 項目

内容 

事前確認

  • Salesforce にて事前の設定が必要です。

  • 「私のドメイン」でカスタムドメインの設定をしておく必要があります。

  • SAML JITでプロファイルの変更をすることは可能ですが、ライセンスのダウングレードとなる変更はできず、SSOできなくなりますのでご注意ください。
  • 最新の設定手順は、Salesforce からご提供されているマニュアルをご確認くださいますようお願いいたします。

ネームID

メールアドレス

 

カスタム属性 ※ カスタム属性の設定方法はこちら

SP側の設定

管理者様にて設定

 

SPへ設定を依頼

プロビジョニング

 

APIによるプロビジョニング対応(トラスト・ログインでアカウント管理可)

SAML JITプロビジョニング対応(トラスト・ログインでアカウント管理可・ユーザー削除不可)
※プロビジョニングが不要な場合の設定方法はこちら

 

なし(各システムでアカウント作成)

アクセス方法

SP-Initiated SSO

IdP-Initiated SSO

デバイス別動作検証状況

PC - ブラウザ

PC - デスクトップアプリ

iOS - 標準ブラウザ (Safari)

iOS - トラスト・ログイン モバイルアプリ 内部ブラウザ

iOS - ネイティブアプリ

Android - 標準ブラウザ (Chrome)

Android - トラスト・ログイン モバイルアプリ 内部ブラウザ

Android - ネイティブアプリ


事前準備

Salesforceのユーザー情報に統合IDを設定する

Salesforceの既存ユーザのユーザ情報に「統合ID」を設定しておく必要があります。

「設定 > ユーザ > 対象のユーザの詳細画面」を開き、「編集」ボタンを押下してから「統合ID」にトラスト・ログインと同じメールアドレスを設定して保存します。
001.png

トラスト・ログインのメンバー情報にカスタム属性を追加

トラスト・ログインのメンバー情報にカスタム属性を追加して、SalesforceのプロファイルIDを登録しておく必要があります。

  1. Salesforceで付与しているプロファイルの「プロファイルID」をそれぞれ取得しておきます。
    「設定 > プロファイル > 対象のプロファイルの詳細画面」を開き、そのページのURLからプロファイルIDを取得します。詳しくは下記のSalesforceのマニュアルをご参照ください。
    参照:ユーザまたはプロファイルの Salesforce ID を特定する
    002.png

  2. トラスト・ログインのメンバー情報に、プロファイルを紐付けするためカスタム属性を設定します。
    設定方法は以下のページをご参照ください。

    【トラスト・ログイン カスタム属性 設定例】
    003.png

 

トラスト・ログインの管理ページの設定

  1. トラスト・ログインにログインし、「管理ページ > アプリ」メニューを開き、画面右上の「SAMLアプリ登録」ボタンを押下します。
    jit01.png

  2. 「アプリケーション名」、「アイコン」(任意)を登録します。
    jit02.png

  3. 「IDプロバイダーの情報」 の「メタデータのダウンロード」からメタデータをダウンロードします。
    03.png

ここで、Salesforce側の設定に移ります。
「登録」ボタンは押さず、別ウィンドウでSalesforceの管理ページを開いてください。

Salesforce の設定

Salesforceの管理ページにログインします。

  1. メニューから「ID > シングルサインオン設定」を選択します。
    04.png

  2. 「編集」ボタンをクリックして「SAML を有効化」にチェックを入れSAMLを有効化します。
    「メタデータファイルから新規作成」ボタンをクリックします。
    05.png
  3. 「ファイルを選択」ボタンで上のトラスト・ログインからダウンロードしたメタデータを選択しアップロードします。
    06.png

  4. 各項目を下記の通り設定し「保存」ボタンで保存します。
    SAML ID 種別 「アサーションには、ユーザオブジェクトの統合 ID が含まれます」を選択
    サービスプロバイダの起動要求バインド 「HTTPポスト」に変更
    シングルログアウトを有効にする チェックを外す
    ユーザプロビジョニングの有効化 チェックを入れる
    ユーザプロビジョニングのタイプ 「標準」を選択

    jit07.png

  5. 「メタデータのダウンロード」を クリックしてメタデータをダウンロードします。
    jit08.png

  6. メニューから「会社の設定 > 私のドメイン」を開き、「認証設定」までスクロールし 「編集」 ボタンをクリックします。
    11.png

  7. 「認証サービス」の「portal」(手順4で名前を変更している場合はその名前)にチェックを入れ「保存」をクリックします。

    「ログインフォーム」のチェックを外すとSalesforceアカウントでのログインができなくなりますのでご注意ください。
    12.png

    これによりSalesforceのログイン画面に「portal」ボタンが表示されるようになりSAML SSOが可能になります。
    13.png

    ※ 「portal」の表記は「ID > シングルサインオン設定 > シングルサインオン構成」で変更が可能です。
    14.png

再び、トラスト・ログインの管理ページに戻ります。

トラスト・ログインの管理ページの設定(続き)

  1. 「サービスプロバイダーの設定」で「メタデータを選択」を押し、Salesforceからダウンロードしたメタデータをアップロードします。
    jit15.png

  2. 「SAML属性の設定」の「SAML属性を追加」ボタンで属性を追加し、以下の通り設定します。
    サービスプロバイダー属性   トラスト・ログイン(IdP)属性
    属性指定名 属性種類 属性名     属性値
    User.Email Basic User.Email ↔︎ メンバー メンバー-メールアドレス
    User.Username Basic User.Username ↔︎ メンバー メンバー-メールアドレス
    User.LastName Basic User.LastName ↔︎ メンバー メンバー-姓
    User.FirstName Basic User.FirstName ↔︎ メンバー メンバー-名
    User.ProfileId Basic User.ProfileId ↔︎ カスタム属性 設定したカスタム属性

    16.png

  3. 「登録」ボタンで保存します。

トラスト・ログインのユーザーの設定

① ユーザーがマイページで追加する場合

  1. 「マイページ」で「アプリ追加」ボタンを押します。
  2. 「アプリ登録」画面で作成した独自SAMLアプリを選択し、画面右上の「次へ」ボタンを押します。
  3. 「表示名」を変更する場合は入力し、「登録」ボタンを押します。

②管理者がメンバーを追加する場合

  1. 「管理ページ > アプリ」メニューで作成した独自SAMLアプリを検索しクリックします。
  2. 「メンバー追加」をクリックし、メンバー一覧から追加するユーザーを選択し「登録」ボタンを押して追加します。